愛媛県西条市禎瑞の中山川右岸で、地元の人たちが育てているシバザクラが見頃を迎えている。ピンクや白、紫色などの小さな花がのり面を埋め尽くすように咲いており、訪れた人はいい香りに包まれながら楽しいひとときを過ごしている。花は今月下旬まで楽しめそう。
 シバザクラが咲いている場所は、かつては雑草が生い茂り、ごみの不法投棄が後を絶たなかった。そこで地域の景観を良くしようと、2009年、地元の人たちが新中山川大橋の北約200メートルの所に初めて植えた。
 昨年まで毎年約3千株ずつ植え、春と秋には住民らが雑草を刈るなど手入れ。今年は計約3500平方メートルにびっしり咲いた。