愛媛県松山市在住で全国有数のおもちゃコレクター若藤昌男さん（５５）の収集品を集めた「若藤おもちゃミュージアム」が２５日、東温市見奈良のクールスモールにオープンする。若藤さんによると、アニメや特撮フィギュア専門の常設展示施設は県内初。懐かしの月光仮面から今人気の妖怪ウォッチまで約３千点を並べ、「自分の集大成。親子３世代で楽しめる空間にしたい」と力を込める。
　若藤さんは、約３０年かけて４万点余りを収集。愛媛新聞が週刊で発行するジュニアえひめ新聞「スマイル！ピント」に、コレクションを紹介する「ヒーロー☆ミュージアム」を連載している。
　ミュージアムは、クールスモール１階の店舗跡約３７０平方メートルに開設。年代別にフィギュアを分け、デザインや造形技術の変遷も楽しめる。人気鑑定番組で１５０万円の値を付けたブリキ製の「ウルトラマン」や、高さ約１８０センチもある非売品の「マジンガーＺ」といったマニア垂ぜんの逸品も展示する。
　入場料は大人（中学生以上）７００円、子ども３００円、３歳以下無料を予定。