愛媛県唯一の国の出先機関「地方支分部局」である総務省四国総合通信局は10日、県と松山市が進めるJR松山駅周辺整備事業に伴い、庁舎を松山市味酒町2丁目の国立印刷局松山倉庫跡地(約2700平方メートル)に新築移転すると発表した。四国管区の出先機関が高松市に集中する中、愛媛県や松山市などの要望を受け、市内での存続を決めた。
計画では、新庁舎は鉄筋コンクリート4階建て(延べ床面積約2600平方メートル)で、2015年度に約6500万円かけ敷地調査や設計をし、16年度に着工し、17年度末完成予定。倉庫跡地の使用面積や総事業費、総務省が区分所有する庁舎跡地の活用法は未定。