四国電力は9日、愛媛県伊方町にある原発3号機の年内再稼働を目指し、原子力規制委員会の新規制基準適合審査会合での指摘事項を反映させた「原子炉設置変更許可」の補正申請書を来週前半に、規制委へ提出する方向で準備中と明らかにした。
9日に東京であった審査会合の後、四電原子力部の黒川肇一副部長が報道陣に対し、提出時期について「来週前半にはやりたいとの目標で事務方が精力的に作業を進めている」と述べた。
審査会合では、敷地に積もる火山灰の厚さを最大15センチに引き上げた影響について、四電が「堆積する火山灰の荷重に対し、原子炉建屋などの積載荷重には十分な余裕がある」などと説明した。