4月に入り、息子をかたる不審電話が県内で相次いでいる。いずれも後にトラブル解決名目などで現金をだまし取るおれおれ詐欺の予兆とみられ、家族以外が電話をかけることが少ない夜間に集中しているのが特徴。愛媛県警生活安全企画課は8日、2日連続で特殊詐欺被害警報を出し、注意を呼び掛けている。
 県警に6、7日に寄せられた相談は計11件。いずれも夜間で、「かぜで声がおかしい」「携帯を落とした」などと告げ、実際の息子の名前をかたるケースもあった。最初は金銭の話題を持ち出さないケースが多いが、生企課は「話を信じると、おれおれ詐欺につながる可能性が高い」と指摘する。