愛媛県西条市小松町大頭の書道家黒河三陽さん(86)が主宰する書道グループ「向陽会」のメンバーが制作した西条にゆかりのある書と雅印を集めた展覧会が、西条市丹原町池田の佐伯記念館・郷土資料館で開かれている。15日まで。
 向陽会は県内外の書道愛好家約30人でつくるグループで、2012年から毎年4月に同館で展覧会を開催。今回は黒河さんら市内の9人が「ふるさと」をテーマにした書71点と雅印56点を展示している。
 会場には、夏の風物詩「おかげん祭市民花火大会」の花火をイメージしたり、石鎚山の字を崩して絵画風に仕上げたりしたユニークな書のほか、ツバキや自噴水「うちぬき」などを題材にした雅印がずらりと並ぶ。