自衛官候補生の入隊式が5日、愛媛県松山市南梅本町の陸上自衛隊松山駐屯地であり、86人が自衛官への新たな道を歩み始めた。
保護者や来賓約140人が出席。自衛官候補生らは、代表の中川貴光さん(21)と声を合わせて「名誉と責任を自覚し、知識や技能の習得に励む」と力強く宣誓した。
松山駐屯地の財津耕一郎司令は、東日本大震災の被災地での活動を振り返り「自らも被災者だった東北勤務の自衛官が救助活動などの任務に当たることができたのは支え合う仲間がいたからだ。国民や仲間の期待に応えられる人であれ」とエールを送った。