18、19両日に開かれる第32回砥部焼まつりを前に、新作展の審査が2日、愛媛県砥部町大南の砥部焼伝統産業会館であった。大皿やカップなどの作品69点から、一正窯の浜岡正一さん(松前町中川原)の「淡黄磁紅茶セット」を大賞に選んだ。
自由作品と実用デザインの2部門に町内外の作家35人が出品。審査員は気になった作品を手にとり、文様などを念入りにチェックしていた。
伝統工芸士の工藤省治審査員(80)は大賞作を「卓越したろくろ技術で形がしっかりしている」と評価。
作品は一部を除き、18日から5月10日まで同館で展示販売する。