愛媛大と松山市は30日、地域防災の中核を担う若者を育てる「実践的学生防災リーダー育成プログラム」を2015年度から共同で始めると発表した。大学教員や市担当者が講師を務め、4年間で防災士資格を取得し、危機管理や自治体の防災対策を学ぶ。
 プログラムは大学のカリキュラムの一環で実施。15年度開講の「環境防災学」、16年度以降の「防災マネジメント学」「防災情報社会学」「地域防災実践学」で構成し、市役所や民間での実習にも取り組む予定。
 いずれも100人前後の受講を計画。全学部の入学生約1800人に受講希望を募る。16年度新設予定の社会共創学部に設ける「環境デザイン学科」(定員35人)は選択必修科目とする。2単位の取得を認め、全8単位取得すれば、「学生防災リーダー(仮)」の称号を付与する。