宇和島道路17.5キロが全通
松山自動車道と接続する愛媛県宇和島市の国道56号宇和島道路(自動車専用道路、17・5キロ)が21日、津島高田インターチェンジ(IC)-津島岩松IC間(3・5キロ、2車線)の供用開始で全線開通した。同市津島町岩松の岩松公民館で開通式があり、関係者ら約140人が祝った。
宇和島道路は1984年に事業化され、87年に工事着手した。総事業費は1822億円。宇和島北IC―津島高田ICは2009年度末までに開通しており、今回開通区間は08年に着工した。
開通式で、国土交通省の西村明宏副大臣が「命の道でもある(高速道の)『四国8の字ネットワーク』の残る路線の早期整備に努めたい」とあいさつ。中村時広知事は「今日の開通が南予を大きく前進させるよう期待する」と述べた。