愛媛県今治市の水彩画愛好家グループなどの作品を集めた「今治水彩展」が12日、同市旭町1丁目の河野美術館で始まり、柔らかく透明感のある絵が来場者を和ませている。15日まで。
 31人の60点を展示。漁港の風景を描いた作品は、穏やかな水面に映る船と木々の影を細かく塗り、海の深さや透明度を伝えている。籠の上などに無造作に置かれたタケノコの絵は、光の当たる部分を白く残し、影の部分を焦げ茶色にして濃淡を生み出し、立体的にみせている。