3・10日(さん・とうか)の語呂合わせにちなみ10日、自由律の俳人として知られる種田山頭火(1882~1940年)が晩年を過ごした愛媛県松山市御幸1丁目の一草庵でイベントがあった。着物姿の留学生が参加した茶会や、舞踊の披露があり、約30人が漂泊の俳人に思いをはせた。
 NPO法人まつやま山頭火俱楽部などが2年前から開催。留学生に日本文化を知ってもらおうと茶が振る舞われたほか、市内の創作日舞グループ「彩の会」主宰の横山妙蓮さんが修行僧姿で登場し、小雪が舞う中、村田英雄の「山頭火」の歌に合わせ踊りを披露した。