小論文の書き方、社説に学ぶ 高校生120人
新聞の社説などから文章の基礎を学んでもらう講座「新聞で学ぶ小論文」が7日、松山市樽味3丁目の愛媛大付属高校であり、愛媛新聞社の前論説委員長が、2年生約120人に小論文の書き方のこつを伝授した。
同社は2010年から「新聞づくり体験学習講座」を開いており、記者経験者らが新聞の読み方や記事の書き方などを出張授業している。15年から新たに高校生向けの小論文講座を開設した。
愛媛新聞で社説や地軸などを書いた元記者の篠浦公二さん(61)が講師を務め「完璧な文章を書く必要はない。思ったことを言葉にすれば、あなた自身の文章になる」と助言した。生徒はニホンカワウソの絶滅問題を論じた社説から意見や主張の根拠などを書きだし、構成を分析した。同じテーマで事前に書いた小論文と比較し「(自分の文は)将来の展望が薄かった」などと改良点を模索していた。