農産物加工品販売の「いーふぁーまーず」(愛媛県松山市)の田井司社長(50)が6日、県庁で会見し、県産かんきつ専門の販売スペース開設に向けた「愛媛みかん横丁ファンド」の取り組みを説明、インターネットで小口資金を募るクラウドファンディング(CF)への出資を呼び掛けた。
 ファンドは、CFを通じ地域資源を生かした新商品をつくる「ふるさと投資事業」の一環。7月末までに1575万円の調達を目指している。集まった資金は同市三津3丁目の直売所内への販売スペース開設費や仕入れ費などに使う。出資者には投資家特典として口数に応じたかんきつ盛り合わせが届く。売り上げから分配金も支払われる。
 販売スペースでは、県産かんきつ類20~40種をサイズや産地ごとに販売するほか、生ジュースなどの加工品も扱う予定。