投資名目の架空請求詐欺被害を水際で防いだとして、松山南署は5日、愛媛信用金庫久米支店(松山市南久米町)の窓口担当の職員阿部愛美さん(19)に感謝状を贈った。
 署によると、2月6日午後2時ごろ、定期預金の解約を希望する松山市の70代の女性が来店。女性に解約理由を尋ねると、親戚の結婚式で200万円が必要だが、日程が分からないなどと話したことから上司に相談して通報した。後に架空の投資話でのトラブル解決名目で送金を求められていたと分かった。
 署での贈呈式で豊島治朗署長は「不自然に感じれば、どんどん声を掛けて被害防止に努めてほしい」と述べ、感謝状を手渡した。