愛媛県今治市別宮町7丁目の今治看護専門学校の卒業式が5日あり、130人が地域医療を支える人材としての自覚を胸に新たな一歩を踏み出した。
 同校は市医師会が運営。いずれも看護師を目指す専門課程で、一から学ぶ第一看護学科(3年制)68人、准看護師の資格保有者が通う第二看護学科(2年制)29人、高等課程の准看護科(同)33人が卒業し、主に県内の医療機関に就職する。
 式では、木本真校長が各学科の総代に卒業証書を手渡し、「授業や実習で得た知識を活用し、医療現場で多くの人を助けてほしい」と激励。卒業生を代表して第一看護学科の中村愛果さん(21)が「患者の気持ちに寄り添い、安心感を与える看護師になれるよう探究心を持って学び続けたい」と誓った。