国道56号宇和島道路(17.5キロ)の全線開通を前に、国土交通省大洲河川国道事務所などは5日、愛媛県宇和島市津島町近家の近家トンネル(1829メートル)内で、衝突事故と車両火災を想定した訓練をした。
 宇和島道路は自動車専用道路で21日に開通する津島高田インターチェンジ(IC)-津島岩松IC間は2車線の3.5キロ。
 訓練には県警高速隊や宇和島署、宇和島消防署の約80人が参加した。乗用車同士が正面衝突して2人がけが、1台から出火した想定。後続車の運転手がトンネル内の非常電話で通報して初期消火し、駆けつけた救急隊員が車のドアをこじ開けけが人を救出、搬送した。県警高速隊員らがトンネルの内外で交通規制し、約30分で訓練を終えた。