愛媛県松山市の小学生10人が、東日本大震災からの復興に奮闘する宮城県女川町を紹介する「女川震災復興マップ」を作製した。企画した同町を支援するグループ「えひめ女100人の会」は「忘れないことが支援につながる。子どもたちに現実を知ってもらいたい」としている。
 松山市のNPO法人ネクストコネクション(越智大貴代表)の協力で、子どもたちは昨年12月から3回、女川町の宿泊施設や食などについて学んだ。
 1日は、松山市山越1丁目のオープンスペース「オチセンハウス」で9人が最終作業。越智さんが「女川に興味を持ち、自分たちの生活も見直してほしい」と語り掛けた。子どもたちは三陸の海の幸を使った料理が自慢の宿などの魅力をマップに詰め込んだ。