愛媛県松山市の小学校で24日に配送されて食べる前の複数の給食パンの袋に穴が見つかり、市内の計61の幼稚園や小中学校、県立中等教育学校がパン給食を中止し、米飯に切り替えていることが25日、分かった。県学校給食会などは保管場所に小動物が入り込み、かじった可能性もあるとみて衛生管理を強化する。
 委託業者を通し県内の学校にパンを供給している県学校給食会によると、24日午後、松山市の小学校から「パンの袋に穴が開いている」と連絡を受けた。会では、県内に11あるパンの契約工場のうち、この小学校に配送している松山市の工場を調査。24日から害虫駆除を行い、製造を中止したという。
 松山市教育委員会は24日午後1時半、パンの異常を訴える連絡を小学校から受け午後1時40分、県学校給食会に報告した。