県が新たな養殖魚種として研究を進める「スマ」の販売戦略推進検討会が25日、愛媛県宇和島市下波の県水産研究センターであり、試食アンケートで好意的な回答が多かったことを事務局が報告した。
スマは日本以南の太平洋沿岸に生息するマグロやカツオの仲間で、マグロに似た味が特徴。クロマグロの代替魚になるとして、2016年秋出荷を目標に県と愛媛大が完全養殖の技術開発に取り組んでいる。将来の量産化を見据え販売戦略を議論する同会は、生産者や学識経験者ら8人が委員を務める。
2回目となる会合では、14年10月に松山市で実施した一般向け試食会や、旅館や飲食店の料理人への持ち込みで行ったアンケートの結果を公表した。