景観堪能へ4月からダイヤ変更 伊予灘ものがたり
JR四国は25日、愛媛県庁で会見し、土日祝日に1日4便運行している観光列車「伊予灘ものがたり」で、海を望む下灘駅(伊予市)への停車時間延長などのため、運転時刻と停車駅を4月4日から一部変更すると発表した。今まで食事提供がなかった最終便の八幡浜―松山便で、サンドイッチや紅茶などの有料提供を始める。
変更は下灘駅の停車時間を3~7分にすることなどが狙い。松山―伊予大洲便を現行の松山発午前9時10分から午前8時26分発に前倒しし、終着駅までの所要時間を約40分拡大する。一部駅の停車がなくなるが、地元の要望があれば臨時停車を検討する。
紅茶などの有料提供は1日限定20食の予約制で3千円。紅茶はノーベル賞の晩さん会で出されるブレンドティーで、器は砥部焼を使う。食材は県産品を積極的に活用する。