伊予路に春を呼ぶといわれる「椿まつり」が25日、椿神社の愛称で知られる愛媛県松山市居相2丁目の伊予豆比古命神社で始まり、縁起開運や商売繁盛を願う参拝客でにぎわっている。27日まで。
まつりは毎年、旧暦の1月7日から3日間開催。今年は遅い開幕となり、祭りが終わったころに咲き始めることが多い境内のツバキカンザクラが既に七分咲きで、彩りを添えている。
初日は午前中から拝殿前に長蛇の列ができ、家族連れや会社員などが手を合わせ願い事の成就を祈った。東西約2キロの参道には約600店の露店がずらり。熊手や宝船といった縁起物を扱う店では威勢のいい掛け声が響き、活気にあふれた。