「9条改正は戦争許容」 共同通信・美浦氏講演
開業医・歯科医でつくる全国保険医団体連合会四国ブロック協議会主催の講演会が22日、愛媛県松山市大街道3丁目の伊予鉄会館であり、共同通信東京本社編集局の美浦克教ニュースセンター副センター長が「衆院選後の日本の行方」と題して講演し、「戦争で最初に犠牲になるのは真実」などと述べ、議論が持ち上がっている憲法9条改正や、特定秘密保護法が報道に与える影響に危機感を示した。
講演会には、県保険医協会の会員や市民ら約30人が参加。美浦副センター長は、約10万人が犠牲になった1945年3月の東京大空襲の際、大本営発表では人的な被害に触れなかった点などを例に正確な報道の重要性を説明し「戦争中は自由な情報流通は許されなくなる。9条改正で戦争を許容する社会になる」と問題提起した。