2005年1月に合併した愛媛県の松山市と旧北条市、旧中島町の合併10周年記念式典が22日、松山市北条辻の北条市民会館であり、愛媛との縁が深い元プロ野球東京ヤクルトスワローズ監督の古田敦也さん(49)が市民約400人に、松山の思い出やスポーツによる地域振興策を語った。
 式典は、北条高校吹奏楽部の演奏や地元小学生のなぎなた演技で幕開け。野志克仁市長が「風早の歴史や農林水産物などの宝を活用しながらまちづくりに取り組みたい」とあいさつした。
 古田さんは、鬼北町出身の父親や坊っちゃんスタジアムで達成した2千本安打、出場した愛媛マラソンについて軽快なトークを展開。選手時代から秋季キャンプで訪れていた松山について「雨が少ないのがありがたかった。繁華街も近く、二番町でよく飲んだ」と笑いを誘った。