企業説明会などガイダンス強化 今治工高
愛媛県今治市河南町1丁目の今治工業高校で20日、恒例の就職・進学ガイダンスがあった。2年生向けの市内企業とのマッチングと、1年生対象のハローワーク今治による企業説明会を新たに取り入れ、就職面でのサポートを強化した。
1、2年生計約400人が参加した。マッチングでは、雇用の受け皿となっている造船やタオルなど14社がブースを出展。生徒たちは目当てのブースを訪れ、業務内容や自社製品などの説明に熱心に聞き入った。電気科の楠橋孝生君(17)は「興味のある企業の生の声を聞けて、進路を考える上で役に立った」と話した。
今治造船の人事担当者は「円安や景気回復で造船の受注環境が改善し、高卒の採用人数を増やしている。造船工の高齢化もあり、若い人材は必要」と高い採用意欲を示した。