中国四国百貨店協会が19日発表した愛媛県内百貨店2店の1月の売上高は、前年同月比6・9%減の45億4395万円だったと発表した。婦人服セールの不振に加え、昨年は消費税増税前の駆け込み需要があった反動でマイナス幅が大きくなった。
 同協会は「寒波の影響で初売りが苦戦し、客足も伸びなかった。高額品などの反動減は2月以降も続くだろう」と分析している。
 店舗別では、いよてつ高島屋が6.7%減の32億2162万円。物産展が好調で食料品は5.3%増だったが、衣料品は10.4%減。前年に駆け込み需要があったブランド品などの身の回り品は8.7%減、雑貨も8.6%減となった。
 松山三越は7.3%減の13億2232万円。株高により美術品などの高額品が好調で雑貨は4・4%増と前年を上回ったものの、衣料品は10.9%減、食料品も10.5%減に落ち込んだ。