愛媛医学会賞に丹司氏と松本氏、奨励賞は花山氏
県医師会員らでつくる愛媛医学会は16日までに、医学や地域医療の進歩向上に貢献した会員を表彰する第23回愛媛医学会賞に愛媛大大学院医学系研究科の丹司望准教授(50)=泌尿器科学講座=と、同科の松本卓也助教(35)=血液・免疫・感染症内科学=の2人を選出。第6回愛媛医学会奨励賞は市立宇和島病院消化器内科の花山雅一氏(31)を選んだ。
同会によると、丹司准教授は、高度の腎機能障害に対し、2種類の抗がん剤を併用した新たな治療の有効性と安全性を示した。松本助教は免疫で重要な働きをする「樹状細胞」の特徴を検討し、臨床に応用できる可能性を提示した。花山氏はB型肝炎の対策ガイドラインを検証し、より安全な基準を求める必要性を示唆した。