愛媛県新居浜市は若者の地元への就職を目的に、市内の企業に就職した会社員を対象に奨学金の返済を助成する制度を新設する。2015年度中に対象となる奨学金や職種などを検討し、16年度の運用開始を目指す。市産業振興課によると、県内では初の取り組み。
16日に発表した15年度当初予算案に、若者奨学金返済支援事業費として、仕事や住まいなどの情報を掲載する専用ホームページ「UIJターン支援サイト」制作費など計65万円を計上した。
支援の対象は、大学・高専を卒業後3年以内で、市内に居住し、地元企業で1年以上就業した若者。1人当たり年間10万円を3年間助成する制度を想定しており、初年度の対象者見込みは50人。