いじめのない学校へ、教職員ら人権劇で訴え 今治
いじめ問題をテーマにした愛媛県今治市の教員らによる人権啓発劇が14日、同市南宝来町1丁目の市中央公民館であり、約160人がいじめのない学校づくりや地域の支援の在り方を考えた。
市内の小中学校の教職員有志らでつくる「みんなで人権を考える会ころん」が脚本を手掛け、メンバー16人と桜井中学校の女子生徒1人が出演。中学校で起きたいじめの解決に奔走する姿を熱演し、問題の背景にある子どもの家庭環境などを知り、親同士や地域がつながり支え合うことの大切さを訴えた。
上演後にトークもあり、来場者から「この30年で世の中が急激に変わり、みんなついていけていない。『お互いさま』で許し合う社会のゆとりが必要」などの感想が出された。