四国地区人権教育研究大会が10日、愛媛県松山市道後町2丁目のひめぎんホールで始まり、4県の行政や教育関係者ら約2500人が人権問題解決への糸口を探った。11日まで。
四国地区人権教育研究協議会の岡省吾会長は、四国遍路で外国人を差別する貼り紙が相次ぎ見つかった問題に「1200年にわたるおもてなしの心を傷つける人権侵害が発生した」と悲嘆。「全ての人の人権が尊重される明るい社会づくりを、四国から全国に発信しよう」と訴えた。
13の分科会では、人権の確立を目指す学校教育▽子どもの進路保障▽地域や行政の取り組み―など、六つのテーマで事例発表や意見交換を行った。