愛媛県伊予市の素材がたっぷり詰まったお菓子を召し上がれ―。伊予商工会議所が募集したオリジナルスイーツの発表会が12日、同市下吾川の同商議所であり、クリやびわ葉茶など市特産品を使った受賞作3品が披露された。
 商議所が市合併10周年を前に2014年に募集。応募68作品を見た目や味などで審査し、同年11月に入賞作品を決めた。15年度中の商品化を目指す。
 グランプリは河原パティシエ・医療・観光専門学校パティシエ・ブランジェ科1年三好勇太さん(18)=松山市=の「くりと菜の花」。乾燥いちじくといよかんピールを入れたタルトに、中山地域特産のクリをふんだんに使ったクリームを双海の海の波を模して絞り、全体が船に見えるよう工夫した。三好さんは「見た目と素材で伊予市を感じてほしい」と胸を張った。
 準グランプリは会社員清水紀之さん(30)=伊予市=の「中山栗と唐川ビワ茶のムースタルト」、同科1年三島晴夏さん(19)=松山市=の「しゅー栗いむ」が選ばれた。