宇和島ならではの食材を使ったご当地おでん「伊達(だて)なおでん」の完成試食会が11日、愛媛県宇和島市弁天町1丁目の道の駅「きさいや広場」であった。先着100人に熱々が振る舞われ、地域の新たな味に舌鼓を打った。
 伊達なおでんは、宇和海産タイのあらでだしを取り、貝柱や魚のすり身を白菜や揚げなどでくるんだ「伊達くるむ」を入れるのが特徴。宇和島地域雇用創造協議会が2014年5月からワークショップなどを重ね、宇和島の独自性が打ち出せるレシピを検討してきた。
 11日は市民向けの試作会もあり、15人ほどが参加。伊達なおでんを監修した料理研究家石川昭子さん(42)=松山市出身=のアドバイスを受けながら、タイのだしをひいた鍋に伊達くるむを入れ煮立てた。