東北思い義援金募る 路上ライブあす100回目
東日本大震災以来、愛媛県松山市の音楽愛好家グループが開いている復興支援の募金への協力を呼び掛ける路上ライブが13日、100回目を迎える。震災からまもなく4年、音楽を通して愛媛と被災地の人を結ぼうと歌声を響かせ続けている。
グループは、高校生から50代までの12人による「ゆめみるひとプロジェクト・東日本復興応援チーム」。被災地に駆け付けるのは難しいけれど、被災者を思う気持ちを届けたい―。震災1週間後の2011年3月18日、趣味の仲間で義援金を募る路上ライブを始めた。
毎月第2、第4金曜の夜、市内の大街道商店街の松山三越前でギターやキーボードの演奏に合わせ、交代しながら約2時間歌う。
震災から時間がたつにつれ、「もういいんじゃない?」と言われたり、募金額の減少に悩んだりしたこともあったと振り返る守屋陽子代表(38)。厳しい寒さの日にも足を止めて手拍子をしてくれる通行人や、毎回来て寄付してくれる学生たちに勇気づけられ、活動を続けてきた。
山形県出身の守屋さんは「東北を思う気持ちを表し続けることで、一人でも、少しでも、東北のことを思ってくれたら」と話している。100回目のライブは13日午後8~10時、松山三越前で。