ストーカーなどの事件が後を絶たない中、交際相手からの暴力・デートDV(ドメスティックバイオレンス)防止への意識を高校生に高めてもらおうと、国際ソロプチミスト新居浜みなみ(桑田敬子会長)は本年度から、愛媛県新居浜市の全高校と高専計7校約1万人を対象に意識調査を行い、実態把握に乗り出す。
 同ソロプチは長年、DV防止活動を推進しており、国際ソロプチ加盟認証20年を記念して実施。本年度は全校生徒や学生ら計約5千人にアンケートを取り、DVへの意識や理解度を調べる。年内に結果をまとめる予定。2015~17年度は1年生と教職員延べ約5000人にアンケートを実施する。
 デートDVの説明やセルフチェック表を記した独自のリーフレットも作成。児童買春など人身売買取引の撲滅を訴えるパンフレットと合わせて約5000部を生徒と教職員に配布し、各校で家庭科の授業や非行防止教室で活用してもらう。
 11日はソロプチの3人が新居浜南高校(同市篠場町)を訪問。桑田会長が村上敏之校長にリーフレットを手渡し、生徒への啓発を呼び掛けた。