ネパール人の社会活動家サダナ・タパさん(26)らが11日、愛媛県西予市野村町阿下の大和田小学校を訪問。児童にネパール料理を教え、講演するなど交流を深めた。
 ネパールの子どもの就学を支援する民間団体「えひめ・ネパールフレンドシップ」が実施。団体は、10年前にネパールで「ヒマラヤ小学校」を設立した松山市出身の鍼灸師、吉岡大祐さん(38)らを支えようと、2010年に発足した。
 サダナさんはヒマラヤ小の設立時から関わっており、現在は米国に留学する一方、母国で女性教育の発展にも力を入れている。
 ネパール料理には5、6年生17人が挑戦。吉岡さんが通訳し、ジャガイモのあえ物「アールコ・アチャール」を習った。ゆでたジャガイモと、ごまやトウガラシ、香辛料などをいったものをからめ、レモンを絞った。児童は「おいしかった」「家でも作ってみたい」と喜んでいた。