農業担い手、どう確保 伊予市でフォーラム
「伊予地区農業・生活研究フォーラム2015」が10日、愛媛県伊予市下三谷のウェルピア伊予であり、生産者ら約200人が高齢化や人口減少が進む中で、農業の担い手をどう確保するかを考えた。
農業関係5団体でつくる実行委員会が主催。木之内農園(熊本県南阿蘇村)の木之内均会長(53)が、地域の農家と協力して農業を熱望する人材を育てる取り組みを説明した。
生産から加工・流通まで担う6次産業化をさらに進めた今後の農業について、教育や国際協力、エンターテインメントなども含めた「生命総合産業」と展望。「知恵を絞り、オンリーワンをやれば必ず可能性はある。自信と誇りを持てる産業として社会に貢献するのがこれからの農業だ」と力を込めた。
伊予農業高校(伊予市)の生徒の発表もあった。