愛南・福浦小、防災マップ快挙 消防庁長官賞など受賞
愛媛県愛南町福浦の福浦小学校(15人)の3、4年生4人が作った防災マップがこのほど、「第11回小学生のぼうさい探検隊マップコンクール」(日本損害保険協会など主催)で入賞し、消防庁長官賞を受賞した。福浦小のマップが入賞するのは3年連続。今回は5、6年生と1、2年生のマップも佳作に選ばれ、応募3作品がすべて受賞する快挙を達成した。
3、4年生の作品は「樽見自助・共助マップ」。南海トラフ巨大地震で最大約10メートルの津波が押し寄せると想定されている校区内の樽見地区を取り上げた。4人は海抜20メートルを「安全ですよライン」と決め、ラインより低い場所に住むお年寄りが高台に安全に避難できる方法を提案した。
4人は地区のお年寄りに助けを呼ぶ笛を配り、聞こえる範囲を実験で調査。マップでは黄色い丸を重ねて一目で分かるように工夫したほか、地区の水産会社の若手社員をお年寄りを手助けするサポーターに任命して写真付きで紹介している。