がんの在宅緩和ケアをテーマにした「愛媛がんフォーラム」(県在宅緩和ケア推進協議会主催)が8日、医療関係者や患者ら約110人が参加して松山市のホテルであり、行政の態勢強化やコーディネーター充実を求める声が上がった。
協議会会長の中橋恒・松山ベテル病院長や、新山徹二・県医療政策監、宮内美奈子・愛媛がんサポートおれんじの会副理事長ら5人がパネル討議。在宅緩和ケアをめぐる課題に関し「全県的な充実には、家族と医療機関などをつなぐコーディネーター養成が必要」(中橋会長)、「行政のマンパワーが少な過ぎる。他県にがん対策の専門課があるが愛媛にはない」(谷水正人・四国がんセンター副院長)などと意見を交わした。