愛媛、広島両県島しょ部で昨年3~10月に開催した博覧会「瀬戸内しまのわ2014」の第4回実行委員会が5日、松山市のホテルであり、しまのわの経済波及効果は約197億円だったと報告された。
 経済効果は、来場者の消費額アンケートや事業費から両県のシンクタンクが算出。最終日の10月26日に瀬戸内しまなみ海道で実施した国際サイクリング大会「サイクリングしまなみ」単独の効果は約6億3000万円と推計している。
 会合にはメンバー約30人が出席。湯崎英彦広島県知事が「たくさんの観光客が訪れたのは地域活性化に取り組む住民や企業の協力のたまもの。市町の宝が認識され、継続実施に向け機運も高まっている」とし、中村時広愛媛県知事は「開幕後に新規企画が立ち上がるなど、(住民の)自分たちのイベントだという意識が拡大した」と総括した。