大学生が就職だけでなく、結婚・子育てまで視野を広げて将来を考える「ライフデザイン交流会」が1日、松山市文京町の愛媛大であった。保育園などで育児を体験した学生らが「共働きも夫婦が協力すれば可能と思えた」「苦労が多い子育てのイメージが変わった」などと報告した。
 県とNPO法人ワークライフ・コラボ(松山市)が2014年7月から取り組む「えひめの次世代を担う親づくり推進事業」の一環。社会人が大学で仕事と育児の実体験を話す出前講座のほか、学生が子育て中の家庭に訪問して手伝いをする活動を展開してきた。
 交流会は事業に参加した学生スタッフらが、子育てしやすい社会に向けた課題などを共有するために企画。約30人が参加した。