人気アニメ・エヴァンゲリオンシリーズの世界と刀匠の伝統の技がコラボレーションした「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」が31日、愛媛県松山市堀之内の県美術館で始まった。3月22日まで。
 幅広く注目を集めるアニメ作品を通し、伝統文化である日本刀の魅力を知ってもらおうと、全日本刀匠会事業部などが主催。全国の刀匠や鞘(さや)師らが、映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」などに登場する刀剣や世界観からインスピレーションを受け、26点のコラボ作品を製作した。
 会場には人気キャラクター・綾波レイをイメージした鞘が白と青でデザインされた太刀や、実在する刀「孫六」を基にした作中の武器を日本刀として再現した「マゴロクソード」などが並ぶ。シリーズでメカニックデザインを担当した山下いくと氏が同展のためにデザインし、作られたなぎなたもあり、作品世界を感じさせるデザインと、日本刀の持つ迫力や美しさの融合が楽しめる。