シイタケって菌なんだ 東温の園児が森で植菌体験
愛媛県東温市河之内の森の中で29日、双葉保育所(同市志津川)の年長児28人が地元住民らの手助けを受けてシイタケの植菌を体験した。園児らは手がかじかむ寒さの中で目を輝かせて木に菌を埋め込み、元気なシイタケが育つのを楽しみにしていた。
市内外の女性でつくる林業グループ「ふくさの森の会」と市が開いた。1メートルほどに切り分けられたクヌギとナラの木にメンバーらがドリルで穴を開け、園児らはシイタケ菌が付いた「種駒」を一つ一つ詰めていった。
木を運ぶ力仕事にも率先して取り組んだ深水虎太郎ちゃん(6)は「穴を探したり植えたりして、とても面白かった」とにっこり。斎宮春翔ちゃん(5)は「寒かったけど楽しく植えているうちにぬくもった。きれいに育ってほしい」と話していた。