橋やトンネルなどの老朽化対策として道路管理者の自治体に5年に1回の点検が義務付けられたのを受け、県や市町でつくる県道路メンテナンス会議は28日、愛媛県大洲市で現場支援セミナーを開いた。
 点検は、2013年の道路法改正に伴い規定。自治体職員が橋に近付いて目視するほか打音検査も行うため、技術力の向上が課題となっている。
 国土交通省大洲河川国道事務所では、8市町の約30人が参加。国交省四国技術事務所の多田従道・維持管理技術課長らが、点検の種類▽橋の構造や着目点▽疲労損傷が起こりやすい場所―などを専門的に説明した。