医療費還付名目49万円詐取被害 松山の70代男性
医療費の還付金名目で約49万円をだまし取られたとして、愛媛県松山市の70代の無職の男性が27日、松山東署に被害届を出した。署は詐欺容疑事件として捜査している。
署によると、27日正午ごろ、男性方に市職員や社会保険事務局の職員を名乗る男から医療費の還付手続きを現金自動預払機(ATM)でするよう複数の電話があった。男性の妻が自宅近くのスーパーに行き、携帯電話で男の指示通りにATMを操作すると送金された。
県警生活安全企画課は27日、松山市と伊予市で市職員をかたる不審電話が7件相次いだとして、特殊詐欺被害警報を出した。
生企課によると、27日昼ごろ、両市の70~82歳の男女7人の自宅に市職員をかたる男から電話があり、医療費や医療保険などの還付金があると告げられた。携帯電話などを持ってATMに行くよう言われたり、指定した番号への電話を求められたりした。