国際労働財団の招聘(しょうへい)事業で来日している中南米の労働組合幹部12人が来県し27日、愛媛県松山市馬木町の井関松山製造所の工場を視察した。
 財団は連合が設立し毎年、開発途上国を中心に海外の労組関係者を招聘。一行は30日までの12日間の日程で、東京で日本の労使関係に関する講義を受け、地方では労組や職場を視察している。
 井関松山製造所では社員の説明を聞きながら製造工程に見入り、騒音対策や救急救護体制などの取り組みについて質問。顔写真付きの人員配置図にも興味を示していた。
 また連合愛媛との意見交換もあり、28日はハローワーク松山を視察する予定。