宇和海の漁業、学んだよ 伊方・二見小で出前授業
漁業を身近に感じてもらおうと愛媛県内の若手漁業者らでつくる県青年漁業者連絡協議会(菅原幸洋会長)は26日、伊方町二見の二見小学校で出前授業を開いた。全校児童22人が宇和海沿岸で行われる漁の方法や水揚げされる魚の種類などを学んだ。
同町や西予市の漁師がシラス(カタクチイワシの稚魚)漁や底引き網漁の仕方を説明。児童はシラスに交じったエビなどを取り除く作業や、船の係留に使うロープの「もやい結び」に挑戦した。教室には取れたての魚介類も並べられ、まだ生きているタコに触った児童は歓声を上げていた。
6年の鳥津胤満君(12)は「魚に触れて楽しかった。食卓に魚が並んだときは、教えてもらったことを思い出しながら食べたい」と話していた。