愛媛県内スーパーで地球温暖化など環境問題への対応が進んでいる。プラスチックトレーを使わない精肉の包装や、規格統一した商品配送ケース導入による段ボール使用抑制など、仕入れから販売まで廃棄物削減への意識を高めている。
 東温市志津川のセブンスター重信店の精肉売り場の一角に、紙シートとラップで包んだ鶏肉が並ぶ。同市横河原の主婦坂井直美さん(40)は「プラスチック容器以外の包装を初めて見た。紙シートを抜けば冷凍しやすく、家庭ごみも減らせる」と驚いた様子。
 容器包装削減のため、昨年11月から導入した。セブンスターなどによると、ノントレー包装のスーパー店舗での導入は四国初という。形が崩れにくい手羽先など約10種類で活用、多い日には1日100パックが売れる。