地元で盛んな真珠養殖を学ぼうと、養殖体験に取り組んでいる愛媛県愛南町中浦の中浦小学校の児童が23日、学校近くの作業場でアコヤガイから真珠を取り出す浜揚げ作業をした。
 養殖体験は、中浦小が御荘湾で養殖を手掛ける業者の協力を得て毎年行っている。5、6年生が核入れや貝掃除、浜揚げなど一連の作業を体験し、真珠はアクセサリーに加工して6年生が卒業式で保護者に贈っている。
 23日は児童6人が業者からこつを教わりながら、7月に核入れした64個のアコヤガイを浜揚げ。貝の身を慎重に手探りし、「大きい」「きれい」と声を弾ませながら35個の真珠を回収した。中には団子状の真珠もあり、「財布に入れるとお金がたまると言われている」との説明を受け、感心していた。