聖カタリナ女子高校(愛媛県松山市藤原町)は23日までに、2016年度からの男女共学化を決めた。04年度に共学化した聖カタリナ大との連携強化や少子化対策を目的に、3学科のうち総合学科と普通科で男子を受け入れる。
 高校は12年度に商業科を募集停止し、保育系列や健康福祉系列を含む総合学科を新設。聖カタリナ大の人間健康福祉学部や短期大学部の保育学科への進学に照準を合わせたカリキュラムを展開し、芳野敬三校長は「大学とのルートが構築された今、高校でも男子を受け入れようという結論になった」とする。
 共学化に際し、理系のカリキュラムを充実させるほか、聖カタリナ大での単位認定も検討する方針だ。
 募集定員は総合学科、普通科とも各200人だが、男子の人数は「コメントできる段階ではない」。看護科(80人)は当面、女子のみを募集する。