愛媛県内の運送業者らでつくる県トラック協会などの交通・労災事故防止決起大会が20日、松山市井門町の県トラック総合サービスセンターであり、会員ら約200人が、安全運転や法令順守による事故防止を誓った。
 大会では、長年無事故・無違反の優秀運転者ら83人を表彰。ドライバーを代表して新東運輸(新居浜市)の久野愛子さん(38)が安全速度の順守や交差点での安全確認などを徹底し交通事故・労災事故の根絶を目指すと決意表明し、物流のプロの誇りを持って事業活動を行うなどとする大会宣言を採択した。
 全日空の元客室乗務員の吉永由紀子さんが講演し「ヒューマンエラーを防ぐのも人」と力説。焦っている同僚には「いってらっしゃい」と笑顔で声を掛けるなど、事故を防ぐリスクコミュニケーションの大切さを紹介した。